こんにちは、管理人の『そら』です。
今回は、「急に仕事を休んだ翌日、職場へ行くのが気まずい」「迷惑をかけた気がして、何と言えばよいのか分からない」というお悩みについてお答えします。
体調不良などで一日休んだあと、「みんな怒っているかもしれない」「無責任だと思われたらどうしよう」と、出勤する前から緊張することはないでしょうか。
申し訳なさから何度も謝ったり、遅れを一日で取り戻そうと無理をしたりすると、自分の負担がさらに大きくなることもあります。

昨日、急に仕事を休みました。
同僚に負担をかけたと思うと、職場へ入るのが怖いです。最初に何と言えばよいでしょうか……。

まずは、対応してくれた人へ短く感謝を伝えると、話を始めやすくなります。
そのあとに、今日確認する仕事を一つ言葉にしてみましょう。
仕事を休んだ翌日は「感謝」と「今日の確認」を短く伝える
先に結論をお伝えすると、出勤時の一言は、「昨日は急なお休みをいただき、ありがとうございました。本日は〇〇の状況から確認します」のように、感謝と今日の確認を組み合わせます。
休んだ理由を全員へ詳しく説明したり、「本当にすみませんでした」と何度も繰り返したりしなくても構いません。必要な人へ必要な範囲で伝え、仕事の状況を確かめることが、戻ったあとの具体的な行動になります。
なお、この記事は、職場のルールに沿って出勤する場面を想定しています。体調が戻っていない、勤務に支障がありそう、出勤してよいか迷う場合は、気まずさをなくすためだけに無理をせず、まず職場へ連絡してください。必要に応じて医療機関へ相談することも検討しましょう。
「昨日は急なお休みをいただき、ありがとうございました。本日は〇〇の状況から確認します」
感謝のあとに、今日確認する仕事を一つ添えてみましょう。
出勤前に決める二つ
- 最初に声をかける人:上司、または実際に仕事を代わってくれた人
- 最初に確認する仕事:昨日引き継いでもらった〇〇
メモには、「〇〇さんへ、昨日のお礼を伝えて、〇〇の状況を確認する」と一文だけ残します。仕事の状況がまだ分からないときは、最初に声をかける人だけ決めておきましょう。
仕事を休んだ翌日に確認したいこと
ここからは、職場へ入る前から仕事を再開するまでの流れを、四つに分けて整理します。今の状況に合うところから順番に確認していきましょう。
最初に声をかける相手を一人決める
休んだ翌日は、まだ誰とも話していないうちから、「きっと怒られる」「信用を失った」と考えてしまうことがあります。しかし、その時点では、周囲がどう受け止めているかは分かりません。
職場の全員の反応を予測するより、まず誰へ声をかけるかを決めます。迷ったときは、上司と、実際に連絡や引き継ぎへ対応してくれた人を優先すると整理しやすくなります。
連絡が遅れた、引き継ぐべき内容を伝えられなかったなど、確認できる問題があれば、その点について具体的に対応します。まだ分からない相手の気持ちまで事実として扱わず、まず必要な確認へ意識を戻してみましょう。
対応してくれた人へ、短い一言を伝える
最初の声かけは、休んだ理由の長い説明より、昨日対応してくれた人への感謝を中心にします。上司や同僚など、実際に関わった人へ、状況に合わせて伝えます。
- 上司へ
「昨日は急なお休みをいただき、ありがとうございました。本日は〇〇の状況から確認します」 - 仕事を代わってくれた同僚へ
「昨日は〇〇をご対応いただき、ありがとうございました。続きはこちらで確認します」 - 体調を気遣われ、通常どおり勤務できるとき
「お気遣いありがとうございます。今日は通常どおり勤務します」
一人ずつに同じ説明を繰り返す必要があるかは、職場の規模や仕事の進め方によって異なります。迷ったときは、まず上司と実際に対応してくれた人へ伝え、そのほかに共有が必要かを確認すると整理しやすくなります。
引き継ぎと仕事の状況を具体的に確認する
お礼を伝えたあとは、「昨日の仕事がどうなったか」を具体的に確認します。申し訳なさだけを伝え続けるより、引き継ぐ内容や期限への影響を確かめることで、次の行動が見えやすくなります。
- 「昨日の〇〇は、どこまで進んでいますか。私が引き継ぐ点を教えてください」
- 「対応していただいた内容を確認します。追加で必要なことはありますか」
- 「午前中に状況を確認し、期限への影響があれば〇時までに共有します」
休んだ分を取り戻そうとして、優先順位を確かめないまますべてを引き受けると、対応が追いつかなくなることがあります。まず期限と優先順位を確認し、今日中に難しいものがあれば、早めに上司や関係者へ相談します。
まだ体調が戻っていないときは、無理に隠さず相談する
出勤できたとしても、体調が完全には戻っていない場合があります。そのときは、「もう休んだから今日は何でもできる」と無理をせず、仕事への影響と相談したいことを、必要な範囲で伝えてください。
- 「体調が戻りきっていないため、本日の進め方を相談させてください」
- 「午前中は通常どおり進め、状態が変わったら早めにお伝えします」
- 「通院の予定があるため、今後の勤務について改めて相談したいです」
具体的にどのような働き方が可能かは、体調、仕事内容、職場の制度によって異なります。療養や通院が続く場合は、自分だけで抱えず、医療機関から受けた説明や職場のルールを確認しながら、上司や人事などへ相談することも検討してください。

今の体調と仕事の状況を一つずつ確かめ、必要な相談へつなげる。
それも、職場へ戻るための大切な対応です。
「すみません」と「ありがとうございました」を分けて考える
休んだ翌日は、会う人ごとに「すみません」と言いたくなるかもしれません。しかし、具体的に謝る必要があることと、助けてもらったことへの感謝は、分けて伝えられます。
例えば、連絡が遅れて仕事に支障が出たことが確認できたなら、「昨日は連絡が遅くなり、申し訳ありませんでした」と、その点を具体的に伝えます。代わりに対応してもらったことへは、「〇〇をご対応いただき、ありがとうございました」と感謝を伝えます。
厚生労働省の働く人向けメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」は、アサーションを、相手の気持ちや考えを尊重しながら、自分の気持ちや考えもその場に適した表現で伝えるコミュニケーション方法と説明しています。
この記事の例文も、その考え方をヒントに、相手への配慮と、自分の状況やこれからの対応を短く組み合わせています。特定の言い方を使えば、人間関係が必ずよくなるという意味ではありません。
翌日に使える短い言葉
| 場面 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 上司への出勤時の一言 | 「昨日は急なお休みをいただき、ありがとうございました」 |
| 代わってもらった仕事がある | 「〇〇をご対応いただき、ありがとうございました。続きはこちらで確認します」 |
| 連絡の遅れがあった | 「昨日は連絡が遅くなり、申し訳ありませんでした」 |
| まだ体調に不安がある | 「本日の進め方について相談させてください」 |
謝罪、感謝、仕事の確認を一度に長く話さなくても構いません。今の場面に合う一文を選びます。
助けてもらったときにも「すみません」が先に出る方は、謝罪、感謝、質問、お願いを分けた言い換えを、次の記事で紹介しています。

「また休み?」などの言葉が繰り返されるときは
休んだことについて、必要な業務確認をされる場合はあります。一方で、「また休み?」「みんなは我慢している」などの言葉が繰り返され、怖さや負担を感じるときまで、自分一人でうまい返し方を探し続ける必要はありません。
その場で答えにくいときは、次のように話を業務上の確認へ戻す方法があります。
- 「勤務について必要な確認があれば、上司を交えて相談させてください」
- 「今後の連絡方法について、改めて確認したいです」
- 「その言葉については、今ここで答えるのが難しいです」
同じような言葉や対応が続く場合は、言われた日時、場所、相手、内容、その場にいた人を、できる範囲で記録します。厚生労働省「あかるい職場応援団」の「相談窓口のご案内」も、相談時に事実関係を整理しやすいよう、日時、場所、言われた内容、相手、その場にいた人などをまとめる方法を案内しています。
この記事だけで、個別の言動がパワーハラスメントに当たるかどうかは判断できません。判断に迷うときは、職場の上司、人事、相談窓口などが相談先になります。
厚生労働省の「総合労働相談コーナー」では、いじめや嫌がらせ、パワーハラスメントを含む幅広い労働問題について、労働者と事業主からの相談を受け付けています。職場内では話しにくいときに、外部の相談先を使う方法もあります。
休みや通院が続くときは、言い方だけで解決しようとしない
一日休んだあとの気まずさと、治療や通院を続けながら働くための調整は、分けて考える必要があります。休みが続く可能性があるときは、毎回の謝り方だけを工夫するのではなく、勤務時間、業務量、連絡方法など、仕事を続けるために相談したいことを整理してみましょう。
厚生労働省の「治療と仕事の両立支援ナビ」には、病気を抱えながら働く方、事業者、医療機関に向けた情報が掲載されています。都道府県別の相談・支援機関も案内されているため、治療と仕事の両立について相談先を探すときの手がかりになります。
通院などの予定が分かっていて、これから休みを相談したい場合は、有給休暇を伝えるときの言い方と、休む前に仕事を整える方法を次の記事で紹介しています。

最後に
仕事を休んだ翌日は、申し訳なさや不安から、職場へ入ること自体が重く感じられるかもしれません。最初の会話は、「昨日はありがとうございました。今日は〇〇から確認します」という短い一言から始められます。
連絡や引き継ぎに問題があった場合は、その点を具体的に謝り、対応してもらったことには感謝を伝えます。まだ体調に不安があるときや、負担になる言葉が繰り返されるときは、職場や外部の相談先を使うことも選択肢です。

上司と、仕事を代わってくれた人へ声をかける順番を決めました。
あとは、〇〇がどこまで進んでいるか聞いてみます。

お礼を伝えたら、次は昨日の仕事と今の体調を一つずつ確かめていきましょう。
朝のやり取りは、そのくらいの長さから始められます。
仕事を休んだ翌日に困ったことや、職場へ戻るときに言えなかった言葉があれば、「お便りポスト」で聞かせてください。個別の回答をお約束するものではありませんが、今後の記事づくりの参考にさせていただきます。
参考資料
- 「アサーション:用語解説」/厚生労働省「こころの耳」(2026年8月30日確認)
- 「相談窓口のご案内」/厚生労働省「あかるい職場応援団」(2026年8月30日確認)
- 「総合労働相談コーナーのご案内」/厚生労働省(2026年8月30日確認)
- 「治療と仕事の両立支援ナビ」/厚生労働省(2026年8月30日確認)

