こんにちは、管理人の『そら』です。
今回は、「お盆休みが終わると思うと、急に気持ちが重くなる」「休み明けの仕事へ行きたくない」というお悩みについてお答えします。
まだ休みは残っているのに、頭の中では、たまったメールや仕事の段取りを考えている。夜になると、「朝、ちゃんと起きられるかな」「初日から忙しかったらどうしよう」と不安が膨らんでくる。
お盆休みを楽しみたいのに、仕事が始まる日のことばかり考えてしまう。
そんな苦しさに、心当たりはありませんか?

お盆休みが終わるのが憂鬱です。
仕事へ行きたくなくて、最終日は朝からずっと気持ちが沈んでしまいます……。

休みが終わる前から、心だけ先に職場へ向かっているような状態なんですね。
明日から急に、元の調子へ戻ろうとしなくても構いません🍀
まずは、休み明け初日の負担を少し減らすことから始めてみませんか。
心と体を仕事へゆっくり戻す、4つの準備を紹介します。
お盆休み明けに仕事へ行きたくない——そう感じる人は少なくありません📊
株式会社ジェイックが2026年4月7日から16日、同社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20代・30代の正社員137人を対象に調査を行いました。
長期休暇明けの仕事の効率や質について、13.0%が「通常より非常に低い」、41.2%が「通常よりやや低い」と回答しています。
合わせると、54.2%が普段よりパフォーマンスが下がると感じていたことになります。
長期休暇明けに感じる不調を複数回答で尋ねたところ、「集中力が続かない」が38.2%、「朝起きられない・出社がつらい」が36.6%でした。
一方で、「特に不調はない」という回答も27.5%ありました。休み明けの感じ方には、人によって差があります。
調査対象となった長期休暇は、お盆休みに限られていません。また、回答者も同社のサービスを利用した20代・30代の正社員に限られています。
日本で働くすべての人へ、そのまま当てはめられる調査ではありません。それでも、長い休みのあと、頭や体がすぐ仕事へなじまない人がいることはうかがえます。
お盆休み明けに仕事へ行きたくないと感じることだけで、自分を「怠けている」と決めつけなくて大丈夫です。
お盆休み明けに心が重くなる3つの理由
生活リズムがずれやすいから
お盆休み中は、起きる時刻や食事の時間が、普段より遅くなる人もいます。
夜更かしや朝寝坊が続いたあと、出勤日だけ急に早く起きようとすれば、朝のつらさをいっそう強く感じることがあります。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、休日の起床時刻が大きく遅れると体内時計が混乱し、時差地域へ旅行したときのような時差ボケが生じると説明されています。
「明日から仕事だから、今夜は絶対に早く眠らなければ」と焦るより、起きる時刻や朝の過ごし方も少しずつ平日に近づけていくほうが、取り組みやすいでしょう。
休み明けの仕事が、大きな一つの塊に見えるから
連休中に届いた連絡、止まっていた業務、締め切り、職場の人への挨拶。
まだ仕事は始まっていないのに、それらを一度に思い浮かべると、「全部を初日に片づけなければならない」ように感じてしまいます。
けれど、実際の仕事は一つずつ進めるものです。
「休み明けの仕事」という大きな塊を、出勤後の最初の一動作まで細かくすると、明日何から始めればよいかが見えやすくなります。
休みの前から抱えていたつらさが、もう一度見えてくるから
休みの前から抱えていた負担が、気持ちの重さにつながっている場合もあります。
仕事量の多さ、苦手な人との関係、強い緊張を伴う業務。休みのあいだは少し遠ざかっていたつらさが、仕事の再開とともに浮かび上がってくるのです。
「休みが終わるから憂鬱なだけ」と片づける前に、何がいちばんつらいのかを分けて考えてみてください。
毎週、日曜の夜になると仕事への憂鬱が強くなる方は、こちらの記事でも心を少し軽くする方法を紹介しています。

お盆休み明けに向けてできる、4つの準備🍀
先ほどのジェイックの調査では、休暇明けに向けて行っている工夫を複数回答で尋ねています。多く挙げられた回答は、次のとおりです。
- 「生活リズムを事前に戻す」52.7%
- 「負荷の軽い業務から始める」42.0%
- 「ToDoリストを作る」25.2%
- 「残業を控えて早めに帰る」24.4%
この数字は、回答者が実際に行っている工夫の割合です。方法ごとの効果を比べたものではありません。
ここからは、その内容も参考にしながら、一人でも始めやすい形にして紹介します。
「早寝しなければ」だけにこだわらず、起きる時刻も戻す
眠気は、思いどおりには起こせません。
「今夜は早く寝なければ」と頑張るほど、焦ってしまう人もいます。
休みがまだ残っているなら、起きる時刻を出勤日に少し近づけてみましょう。起きたらカーテンを開け、朝の光を取り入れるのも一つです。
ただし、睡眠時間を無理に削る必要はありません。
すでに最終日の夜なら、何時間も早く床に入ろうとせず、食事や入浴の時間を普段の平日に近づけ、翌朝の目覚ましを準備するだけでも構いません。
「起きる時刻」「朝食」「入浴時間」のうち、どれか一つ整えられたら、今日はそこで終わりにしましょう。
連休中に昼近くまで寝て、起きてもだるさが残るときは、「休日に寝すぎてだるいときは?——平日まで引きずらない4つの整え方」で、起床時刻や昼寝の整え方を紹介しています。

明日の「最初の仕事」を1行だけ書く
明日やることを全部並べると、かえって仕事の大きさに圧倒されることがあります。
メモには、出勤して最初に行う一動作だけを書きます。
たとえば、「パソコンを開いて、今日の予定を確認する」「連休中の連絡を、件名だけ上から見る」といった小ささで構いません。
今、10秒だけ使って、「出勤したら、まず○○する」と1行書いてください。
書き終えたら、それ以上は仕事を考えず、メモを閉じます。
このメモの役目は、明日の一歩目で迷わないようにすること。今夜の仕事は、そこで終わりです。
初日に終わらせることを、一つに絞る
休み明け初日を「遅れをすべて取り戻す日」にすると、出勤前から心が疲れてしまいます。
自分で予定を調整できる範囲で、優先順位を次のように分けると整理しやすくなります。
- 今日中に必要なこと:一つ
- 余裕があれば進めること:二つまで
- 明日以降でよいこと:それ以外
急ぎの仕事が複数ある場合は、自分だけで抱えず、上司や同僚へ取りかかる順番を確認する方法もあります。
初日から普段どおりの速さを目指さず、まずは優先する仕事を一つ決める。それができれば、最初の準備は完了です。
帰宅後に休む時間まで、先に確保する
出勤するところまでしか考えていないと、休み明け初日を一日中、全力で走ろうとしてしまいます。
可能であれば残業を控え、帰宅後は予定を詰め込みすぎないようにしておきましょう。
「夕食は簡単なものにする」「帰宅したら着替えて一息つく」「入浴後は仕事の通知を見ない」など、休息へ移る合図を一つ決めておくのもおすすめです。
睡眠ガイド2023でも、夜はやや暗い環境で、ゆったりとリラックスして過ごすことが勧められています。
帰宅してからも仕事が頭から離れないときは、こちらの記事で、心を休息モードへ戻す方法を紹介しています。


起きる時刻なら、明日から戻せそうです。
1行メモは、書いたらほかの仕事まで思い出しそうで少し怖いけれど……最初の一つだけなら、やれそうな気がします。

ほかの仕事を思い出しても、書くのは最初の一つだけ。
残りは明日の自分に渡して、今日はメモを閉じましょう😊
仕事モードへは、少しずつ戻っていくものです。
焦らず、いつもの日常へ戻っていきましょう。
小さな準備をしても、仕事へ行くのが苦しいときは
休みの最終日や出勤初日に気持ちが重くても、仕事の流れを思い出すにつれて少しずつ和らぐのであれば、切り替えの負担が影響している可能性があります。
一方で、休みの前から仕事へ行くことが苦しかった、眠れない、食欲がない、涙が出る、動悸がする、好きだったことも楽しめない——。
そのような状態が続いているときは、休み明けの気分だけでは説明しきれないことがあります。
厚生労働省の「こころの耳」では、悲しみや憂鬱感、不安感、やる気の低下、食欲の低下、不眠などが2週間以上続く場合、精神科や心療内科などの専門家へ早めに相談するよう案内しています。
つらさが強いときや、働くこと・生活することが難しくなっているときは、2週間を待たずに相談してかまいません。
勤務先の相談窓口、産業医・保健師、かかりつけ医など、話しやすい場所を頼ってください。
「数日たてば慣れるはず」と耐え続けるより、今の自分に起きている変化を確かめることが先です。

考えてみると、休みに入る前から毎朝つらかったです。
「お盆が終わるから仕方ない」と思おうとしていました……。

それなら、気持ちの切り替えとして一人で抱え込まず、今起きている変化を誰かに伝えてみましょう。
つらさに気づいた今が、人の力を借りて自分を守るタイミングかもしれません🌱
過重な業務や長時間労働、ハラスメント、人間関係の問題が背景にあるなら、生活リズムだけで対処しようとせず、仕事の環境についても相談してください。
すべてをうまく説明できなくても大丈夫です。まずは、今起きていることを一つ伝えてみましょう。
たとえば、「朝になると吐き気がする」「この業務量を一人では終えられない」という伝え方でも、相談のきっかけになります。
身近な人や職場には話しにくい場合、厚生労働省の「こころの耳」相談窓口では、働くことや心身の不調について、電話・SNS・メールで匿名・無料相談ができます。
電話とSNSには受付時間があります。メール相談は24時間受け付けており、返信の目安は1週間以内です。
また、「今の職場を離れたい気持ちはあるけれど、転職して今より悪くなるのが怖い」と迷っている方は、すぐに結論を出さず、判断材料を増やす方法をこちらで紹介しています。

最後に
お盆休み明けに仕事へ行きたくないと思うと、「せっかく休んだのに、どうして元気になれないんだろう」と、自分を責めたくなるかもしれません。
休みが終わっても、心と体が普段の速さへ戻るまでには、少し時間がかかります。
起きる時刻を戻す。最初の仕事を1行書く。初日の優先を一つに絞る。帰宅後に休む時間を確保する。
まずは、今の自分にできそうなものを一つ選んでください。
一つ準備できたら、今日はそこで終わりにしましょう。明日を完璧に乗り切る計画より、今夜きちんと休む時間のほうが大切です。
心と体が元のペースを取り戻すまで、少し時間がかかってもいいんです🌱
この記事を読んで感じたことや、「休み明けが怖い」とまだうまく言葉にできない気持ちがあれば、この下の「お便りポスト」から送ってください。
仕事のことに限らず、あなた自身の悩みや、身近な人が困っていることでも構いません。
いただいた声を、今後の記事で一緒に考えさせてください。
参考資料
株式会社ジェイック「【調査】20代・30代正社員の『長期休暇明けのパフォーマンスと切り替え術』を調査」(2026年5月7日公表、同年4月7日~16日調査)
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年9月18日一部修正版)
厚生労働省「こころの耳」ストレス軽減ノウハウ「3 ストレスへの気づき」

