こんにちは、管理人の『そら』です。
今回は、「お盆休みなのに特別な予定がない」「周りが旅行や帰省の話をしていると、自分だけ取り残されたように感じる」というお悩みについてお答えします。
職場で「お盆はどこか行くの?」と聞かれたり、SNSに旅行や集まりの写真が並んだりすると、何も予定がない自分の休日が、急につまらないものに見えることがあります。
休みを楽しみにしていたはずなのに、「このままでいいのかな」と落ち着かなくなってしまう日もあるでしょう。

周りは旅行や帰省の予定があるみたいです。
私は特に何もなくて、「せっかくの連休を無駄にしているのかな」と焦ってしまいます。

周りの予定が耳に入ると、自分だけ遅れているように感じますよね。
けれど、連休を急いで埋める前に、今は「休みたいのか」「誰かと話したいのか」「少し気分を変えたいのか」を確かめてみてください。
お盆休みに予定がなくても、無理に大きな計画をつくる必要はありません。
過ごし方の方向を決め、小さな区切りを置くだけでも、何となく一日が終わる感覚を減らしやすくなります。
お盆休みに予定がなくても、急いで埋めなくていい
株式会社マルアイが2026年6月に、全国の20代~60代以上の男女600人を対象として行ったインターネット調査では、夏休みの過ごし方として「自宅でゆっくりする」と答えた人が63.7%で最も多くなりました。
次いで「自宅近辺で外出する」が22.7%、「仕事をする」が17.0%で、「国内旅行に行く」は15.8%でした。
この結果だけで、すべての人の夏休みの過ごし方を説明できるわけではありません。また、「自宅でゆっくりする」と「何も予定がない」は同じ意味ではありません。
それでも、夏休みを遠出や大きなイベントだけで過ごす人ばかりではなく、自宅や身近な場所を中心に過ごす人もいることが分かります。
予定の多さだけで、休日が充実していたかどうかは決まりません。
疲れを取るために家で過ごす日も、後回しにしていたことを済ませる日も、その人に必要な休日の使い方です。
帰省する予定はあるものの、実家や親戚づきあいが気になっている方は、こちらの記事も参考にしてください。

予定がないと、取り残された気持ちになる理由
休みの予定が、自分を評価する材料に見えてしまう
連休前は、「どこへ行くの?」「誰と過ごすの?」という会話が増えます。
何気ない質問でも、予定がないときには、「楽しい予定がある人のほうが、充実した生活をしている」と評価されているように感じるかもしれません。
しかし、相手が話しているのは連休中の一部分です。
旅行へ行く人にも、移動の疲れや出費、帰宅後の片づけがあります。予定の内容だけを見ても、休日全体がどのようなものだったかまでは分かりません。
SNSでは、目立つ予定ほど目に入りやすい
連休中のSNSには、旅行先の景色、友人との食事、花火大会など、写真に残しやすい出来事が多く投稿されます。
一方、自宅で昼寝をした時間や、何もしないで過ごした午後は、投稿されずに終わる日もあります。
クロス・マーケティングが2026年6月に、全国の20~69歳の男女3,000人を対象として行った調査では、SNS利用者の45%が、SNSと少し距離を置きたい、休みたいと感じた経験があると回答しました。
若い年代では、「他人の投稿を見て気持ちが疲れる」「他人と比較してしまう」ときに、SNS疲れを感じる割合が高い傾向も示されています。
SNSを見た直後は、相手の楽しそうな場面と、自分の何も起きていない時間を比べやすくなります。
苦しくなったときは、比べないように頑張り続けるより、いったん画面から離れる方法があります。
何も決めていないと、一日の区切りが見えにくい
予定を細かく詰める必要はありません。
ただ、朝から夜まで何も決めずにいると、時間の区切りが見えにくくなります。
スマートフォンを眺めているうちに夕方になり、「今日は何もできなかった」と感じてしまう日もあるでしょう。
そんな日は予定表を埋める代わりに、一日の目印になる行動を決めてみてください。
ひとりの連休を穏やかに過ごす4つのヒント
今ほしいものを「休息・つながり・気分転換」から選ぶ
予定を考える前に、今の自分が何を求めているかを確かめます。
次のうち、今の気持ちに近いものを選んでみてください。
- 疲れがたまっているので、静かに休みたい
- ひとりで過ごし続けるのは寂しいので、誰かと少し話したい
- 家にいると気持ちが詰まるので、景色や場所を変えたい
決められないときは、スマートフォンのメモに「この休みに、できたらうれしいこと」と書き、思いついたことを短く入力します。
休息が必要なら、昼寝や入浴、読みかけの本を読む時間が候補になります。
人とのつながりがほしいなら、短い電話やメッセージでも構いません。
気分を変えたいときも、遠くへ旅行する必要はありません。近所の店へ飲み物を買いに行く、図書館へ行く、普段とは違う部屋で過ごすなど、負担の小さい方法を選べます。
予定表を埋めず、時間の目印を置く
連休中の一日すべてを計画すると、予定をこなすこと自体が負担になる場合があります。
そこで、「午前10時に台所で飲み物をいれ、10分ほど座る」「午後3時になったら好きな動画を見る」など、時間と行動を組み合わせた小さな予定を置きます。
朝に弱い人は、時刻を決めなくても構いません。
「昼食のあと」「洗濯が終わったあと」のように、普段の行動とつなげる方法もあります。
当日できなかった予定は、翌日に持ち越さなくてもかまいません。連休を宿題のように扱わないことも、負担を増やさないための工夫です。
SNSを見る前に、終わる合図を決める
SNSを完全にやめようとすると、友人からの連絡や必要な情報まで確認しづらくなります。
そこで、
- 旅行の投稿を見て自分と比べ始めたら閉じる
- 朝食が終わるまでは開かない
- 友人からの連絡だけ確認したら閉じる
など、画面から離れる合図を決めておきます。
SNSのアプリをホーム画面の1ページ目から移動するのも一案です。
開くまでの動作が増えるため、「今、本当に見たいのか」と立ち止まるきっかけになります。
SNSとの距離の取り方を詳しく知りたい方は、こちらの記事で、ミュートや通知の調整方法も紹介しています。

大きな予定を入れず、短い接点をつくる
ひとりで過ごしたい一方で、誰とも話さないのは寂しい。両方の気持ちが重なる日もあります。
長時間の食事や外出を計画しなくても、信頼できる人へ短いメッセージを送る方法があります。
たとえば、時間を区切って次のように伝えてみてください。
お盆休み、どうしてる?
時間が合えば、10分くらい電話しない?
相手から断られても、今回は予定が合わなかっただけかもしれません。あなた自身を拒んだとは限りません。
メッセージを送ること自体が負担の日は、無理に連絡する必要はありません。
近所の店へ買い物に行く、図書館やカフェなど人の気配がある場所で過ごすといった方法もあります。自分が落ち着ける距離を選んでください。
何もしない一日になったときの考え方
連休の終わりに、「結局、何もできなかった」と思うかもしれません。
そんなときは、できなかった予定を数える前に、その日をどのように過ごしたかを振り返ってみましょう。
「昼まで眠れた」「食事を用意できた」「SNSを閉じられた」「冷房のきいた部屋で体を休めた」など、目立たないことでも構いません。
休めたかどうかは、出かけた場所や、写真に残る出来事の数だけでは測れません。
疲れていて休む必要があったなら、外出せずに過ごした時間も、意味のなかった時間とは言い切れません。

休みの最初の朝は、好きな飲み物をいれて過ごしてみます。
「それだけでいいのかな」という気持ちはまだありますが、先の予定まで今決めなくてもよさそうですね。

そうですね。連休全体を最初から決める必要はありません。
小さな区切りがあるだけでも、何となく一日が終わる感覚を減らしやすくなります。
その日の体調や気持ちに合わせて、予定を減らしたり変えたりしてくださいね。
つらさが強いときは、ひとりで抱え続けない
焦りを超えて、強い孤独感や気分の落ち込みが続く、以前より強くなる、日常生活に影響している場合は、ひとりで様子を見続けないことも大切です。
眠れない、食べられない、仕事や家事が手につかないなどの状態があるときは、身近な人、医療機関、地域の相談窓口などへ、今の状態を伝えてください。
厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、電話やSNS、チャットなど、相談方法別の窓口が紹介されています。
【外部リンク:厚生労働省「まもろうよ こころ」】
セルフケアだけで何とかしようとせず、話しやすい場所からつながる方法があります。
最後に
お盆休みに予定がないと、「ほかの人は前に進んでいるのに、自分だけ止まっている」と感じるかもしれません。
けれど、休日の過ごし方は、自分のために決めてかまいません。
今は休みたいのか、誰かと話したいのか、少し気分を変えたいのか。
自分が求めていることを確かめ、できそうな過ごし方を選んでみてください。
飲み物をいれて座る。夕方に近所へ買い物に行く。友人へ短いメッセージを送る。
連休のすべてを充実させようとしなくても、自分で選んだ時間が少しでもあれば、「何となく過ぎただけ」とは違う一日になります。
休日の過ごし方で感じる焦りや、今後記事で取り上げてほしいお悩みがありましたら、ページ下の「お便りポスト」からお寄せください。
個別相談や即時対応はできませんが、個人が特定されないよう配慮したうえで、今後の記事づくりの参考にさせていただくことがあります📮
参考資料
- 「『2026年お盆玉に関する実態調査』を実施しました。」内「2026年夏休みの動向調査」/株式会社マルアイ/2026年
- 「SNSに関する調査(2026年)意識編」/株式会社クロス・マーケティング/2026年
- 「まもろうよ こころ」/厚生労働省

