プレゼントを断りたいときは?——「お気持ちだけ」の例文と、贈り合いをやめる伝え方

テーブルに置かれた小さな贈り物とメッセージカード お悩みへのお返事

こんにちは、管理人の『そら』です。

友達から「誕生日、何が欲しい?」と聞かれたけれど、今年はプレゼントの交換を休みたい。知人に贈り物を差し出され、お返しや今後の付き合いを考えると、受け取るのをためらってしまう。

プレゼントを断りたいときは、心遣いへのお礼と、受け取らないという返事を一緒に伝える方法があります。「お気持ちだけありがたくいただきます」に、「今回は遠慮させてください」と添える形です。

毎年の贈り合いをやめたい場合は、今回の品物を断るだけでは伝わらないこともあります。この記事では、親しい友達や知人との日常的な贈り物について、今後の交換を終える言葉や、受け取った後の伝え方まで紹介します。

気持ちはありがたいけれど、もらうたびにお返しを考えてしまって……。
断ったら、相手まで拒んだように聞こえませんか?

そら
そら

選んでくれたことを思うと、迷いますよね。
お礼に加えて、今回の品物を断りたいのか、交換をやめたいのかを伝えてみましょう。

※断ると脅されるなど、相手への恐怖がある場合は、例文を試すより安全を優先してください。後半の「断ることに怖さがある場合」で相談先を紹介しています。

プレゼントの断り方は、まず「今回」と「今後」を分ける

高価な品物だけ受け取りたくない場合と、贈り合いそのものをやめたい場合では、伝える内容が変わります。

今の希望返事に入れたいこと
今回の品物は受け取らない「今回は遠慮します」
高価な品物を受け取りたくない「高価な贈り物は受け取れません」
今後のプレゼント交換をやめたい「これからは贈り物の交換をやめたいです」

交換自体をやめたいのに「高い物は申し訳ない」とだけ言うと、「安い物ならいい?」と聞かれるかもしれません。その場合は、今後は贈り合いをやめたいと伝えます。

厚生労働省「こころの耳」は、相手に配慮しながら、自分の思いも場面に合う言葉で伝える方法を「アサーション」と説明しています。本記事の例文は、この考え方を参考に作成した日常会話の提案です。関係や普段の口調に合わせて使ってください。

「お気持ちだけ」を使って断る例文

「お気持ちだけありがたくいただきます」は、心遣いへの感謝を伝える言葉です。ただ、遠慮しているだけだと思われそうなら、受け取らないという返事も添えましょう。

理由を話す場合は、実際の事情に合うものを使います。家族の反対や体調の問題を、断るために作らなくてもかまいません。

知人など、丁寧に伝えたい相手へ

「お気遣いありがとうございます。せっかくですが、今回は遠慮させてください。お気持ちだけありがたくいただきます」

長いと感じるなら、「ありがとうございます。せっかくですが、今回は遠慮させてください」と短くできます。普段の話し方から離れすぎない、自分が口に出せる言葉を選んでみてください。

親しい友達へ

親しい相手なら、「お気持ちだけ」をそのまま使うと、よそよそしく感じられることもあるでしょう。

「私のことを考えてくれてありがとう。でも、今回はプレゼントは遠慮しておくね。気持ちはうれしいよ」

「うれしい」が自分の気持ちに合わなければ、最後の一文は省けます。感謝を伝えようとして、気持ち以上に喜んで見せる必要はありません。

高価な物を受け取りたくないとき

高価で受け取りづらいときは、そのことを短く伝えます。

「お気遣いありがとうございます。ただ、高価な贈り物は受け取れません。今回は遠慮させてください」

金額にかかわらず、今後も個人的な贈り物を受け取りたくないなら、「今後も、個人的なプレゼントは控えていただきたいです」と補います。受け取らないと決めているなら、「もっと安い物なら」と自分から提案するのは避けましょう。

「遠慮しないで」と重ねて勧められたら

「お返しはいらないから」「せっかく買ったんだから」と言われても、受け取りたくない気持ちが変わらない場合の返事です。

「ありがとう。でも、今回は受け取らないでおくね」

理由を足すたびにやり取りが長くなるなら、結論を短く繰り返す方法があります。ただし、相手が怒鳴るなど怖さがあるときは、その場で分かってもらおうとせず、安全を優先してください。

なお、自分から取り寄せを頼んだ品物や、代金を払うと約束していた物は、ここで扱う贈り物とは事情が異なります。先に交わした約束を確認しましょう。

毎年のプレゼント交換をやめたいときの伝え方

誕生日が近づくたび、予算や品物選びが気になる。友達に会うのは楽しみでも、交換を続けることは負担になっている場合があります。

今後はやめたいと決めたら、できれば相手が次の品物を選び始める前に伝えます。贈り物のセンスを評価する話は避け、これからどう付き合いたいかを言葉にしましょう。

これからの交換をやめたい

LINEなどで伝えるなら、たとえば次のように書けます。

「毎年、誕生日を気にかけてくれてありがとう。最近、プレゼントのやり取りが負担になっていて、これからは交換をやめたいと思ってる。私からの贈り物も控えるね。誕生日にはメッセージでお祝いできたらうれしいな」

お祝いのメッセージも負担なら、最後の一文は省いてください。代わりの食事会や手作りの品などを提案するのは、自分もそうしたいと思う場合にします。

「今年はやめておこう」と言うと、翌年は再開するつもりだと伝わる可能性があります。今回だけ休みたいのか、今後は交換をやめたいのかに合わせて、「今年は」「しばらく」「これからは」を選びましょう。

相手には、すでにプレゼントを渡している場合

自分の誕生日を前に、「もうお返しを用意してくれていたら、断りづらい」と迷うかもしれません。

自分が贈った分のお返しも求めないつもりなら、その気持ちを添えます。

「この前のプレゼントは、お返しをもらうつもりで渡したものではないよ。私の誕生日には用意しないでね。これからは、品物の交換はやめたいと思ってる」

これは、お返しを求めない気持ちに合う場合の例です。相手がすでに準備していたと分かったら、今回の品物をどうするかを相談します。その際も、今後の交換については、やめたいという希望を別に伝えておきましょう。

自分はすでにもらい、相手の誕生日はこれからの場合

この場合は、「自分だけもらって終わりにするようで、言い出しづらい」と感じることもあるでしょう。

今年の相手への贈り物を渡してから交換を終えたいなら、次のように伝えられます。

「この前は誕生日を祝ってくれてありがとう。今年は私からもお祝いしたいと思ってる。そのうえで、来年からはプレゼントの交換をやめたいんだ」

今年贈ることも負担なら、続けると約束する前に、その希望を伝えます。

「この前はありがとう。もらった後に言い出す形でごめんね。今、贈り物のやり取りが負担になっていて、私から贈ることも、今後いただくことも控えたいと思ってる」

相手が戸惑う可能性はあります。受け取ったことへのお礼と、今後どうしたいかを分けて話してみてください。

毎年続けてきたので、「もう友達でいたくないの?」と思われるのが心配です。

そら
そら

これからも会いたいなら、「会うのは楽しみにしているよ」と添えられます。
続けたい付き合い方も、言葉にしてみてください。

受け取った後に、負担だと気づいたら

その場ではお礼を言って受け取ったものの、帰宅してから「この先も続くのはつらい」と気づくことがあります。すでに受け取った品物と、次からの希望を分けて考えてみましょう。

今回は受け取り、次から控えてほしい

今回の品物は手元に置くつもりなら、お礼に今後の希望を添えます。

「今日はプレゼントをありがとう。これからのことなんだけど、今後は贈り物をいただくのは控えたいと思ってる。次からは用意しないでもらえると助かるよ」

「次は気を遣わないでね」だけでは、社交辞令に聞こえるかもしれません。今後は贈り物を受け取らないつもりだと伝えます。お互いに贈り合っているなら、自分からの贈り物もどうするか、あわせて話しておきましょう。

今回の品物も返したい

返したいと決めた場合は、受け取った後の連絡になったことと、返したい希望を伝えます。

「先ほどは受け取りましたが、改めて考え、やはりお返ししたいと思っています。受け取った後の連絡になり申し訳ありません。お返しする方法を相談させてください」

返す方法や時期は、品物の状態と相手との関係に応じて相談します。返還義務や費用負担など、法律上の判断はこの記事では扱いません。

相手への怖さがある場合は、直接会ったり、返送のために住所を伝えたりする前に、後述の警察相談窓口などへ相談してください。

食べきれない食品のおすそ分けが中心の悩みなら、受け取る量や頻度を伝える方法もあります。別の記事「近所付き合いが苦手なときは?」では、おすそ分けの量を減らしてほしいときや、受け取りを休みたいときの例文を紹介しています。

断った後が気まずいとき・怖さがあるとき

相手が残念そうにしていたら

丁寧に伝えても、相手が戸惑ったり、残念に思ったりすることはあります。その表情が気になっても、すぐに返事を取り消すかどうかを決めなくてかまいません。

日常的に顔を合わせる関係なら、次に会ったときは、いつもの挨拶から始めてみてください。気まずさを埋めるためだけに贈り物を買うと、やめたかった交換が再開することもあります。

伝え方に行き違いがあった場合は、その部分を補います。「これまで選んでくれたことはありがたいと思っているよ。ただ、これからは交換をやめたいんだ」など、実際の気持ちに合う説明を添える方法があります。

謝る言葉が何度も続いて返事がまとまらないときは、別の記事で紹介している「すみません」を感謝や希望に言い換える例も参考にしてください。

断ることに怖さがある場合

贈り物を断った後に脅される、待ち伏せされる、望まない接触が続いて怖いといった場合は、言葉遣いだけで解決しようとせず、安全を優先してください。

今まさに危険が迫るなど、事件・事故の緊急通報は「110」です。

緊急でない安全上の相談は、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」へ。
警察庁の相談案内で確認できます。

#9110は、土日祝日・夜間には当直や音声案内などで対応します。
詳しくは警察庁の相談窓口一覧(PDF)をご確認ください。

最後に

プレゼントを断るときは、心遣いへのお礼に、「今回は受け取らない」「今後の交換をやめたい」といった希望を添えて伝えられます。

返事に迷ったら、まずは今回だけの話なのか、これからの話なのかを整理しましょう。「ありがとう。でも、今回は遠慮しておくね」と短く返す場面もあれば、贈り合いを終えるために、少し時間を取って話す場面もあります。

この記事の例文から、自分の希望と普段の話し方に合うものを選んでみてください。

贈り物のやり取りで言葉にしづらかった気持ちがあれば、ページ下の「お便りポスト」へお寄せください。個別相談や緊急対応の窓口ではありませんが、今後の記事で取り上げるテーマの参考にします📮

参考資料


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