こんにちは、管理人の『そら』です。
今回は、「友達や恋人にLINEを送ったのに返信が来ない」「もう一度送ると、しつこいと思われそうで迷っている」というお悩みについてお答えします。
喧嘩をしたわけではなく、いつもどおりの連絡をしただけ。それでも、既読がついたまま時間がたつと、「変なことを書いたかな」「嫌われたのかもしれない」と、何度もトーク画面を開いてしまうことはありませんか?

「昨日送ったLINEに、まだ返信がありません。予定を決めたいけれど、追いLINEをしたら面倒だと思われそうで……。どれくらい待てばいいのでしょうか?」

「何時間待てば正解」という共通の決まりはありません。
まずは、返信が必要な内容か、いつまでに必要かを確かめてみましょう。
必要なら、相手の気持ちを尋ねるのではなく、要件を短く伝える方法があります。
LINEの返信が来ないとき、待ち時間だけで答えを決めない
LINEの返信が来ない理由は、画面からは判断できません。仕事や家事の途中だった、予定を確認してから返そうとしている、文章を考える余裕がない、返信が必要だと受け取っていないなど、いくつもの場合が考えられます。
既読表示がついたことと、相手が今すぐ返事を作れる状態にあることは別です。反対に、返信が遅い理由をすべてよい方向へ考える必要もありません。
今わかっているのは、「まだ返信が来ていない」ということです。
待つか、もう一度送るかは、相手の気持ちを推測して決めるのではなく、「返信が必要な用件か」「いつまでに必要か」を基準にすると整理しやすくなります。
2017年に公表された原著では、高校生423名へのオンライン調査から、LINEに対する認知として「既読無視への不安」や「即時的返信へのとらわれ」などが抽出されています。高校生を対象とした研究のため、大人やLINE利用者全体へそのまま当てはめることはできませんが、既読表示や返信の速さが不安のきっかけになり得ることを扱った研究です。
また、2023年に公表された原著の「研究2-1」では、2015年11月に大学生207名を対象として質問紙調査を行い、回答が完了した196名分を分析しています。分析では、自分と相手の返信時間に関連が見られました。この結果だけで一人ひとりの返信が遅い理由は分かりませんが、返信のペースには、相手や関係ごとのやりとりの仕方が反映される場合があります。
そのため、「既読から半日なら普通」「一日たったら脈なし」のように、すべての関係へ同じ基準を当てはめないほうがよいでしょう。
追いLINEを送る前の4つの確認
元のメッセージは、返信が必要な内容ですか?
最初に、送った文章を「相手が返事を求められていると分かる内容だったか」という視点で読み直します。
「このお店、おいしそう」「今日は暑かったね」といった共有だけのメッセージは、相手が読んだところで会話が終わったと受け取ることもあります。質問を書いていても、長い文章の中に埋もれていると、どこへ答えればよいか分かりにくい場合があります。
判断の目安は、次の2点です。
- 相手に答えてほしい質問があるか
- 返事がないと、自分やほかの人の予定が止まるか
二つとも「いいえ」なら、その会話はいったんここまでと考え、次に自然な話題ができたときに連絡する方法もあります。
いつまでに返信が必要ですか?
食事の予約、待ち合わせ、買い物の分担など、返事がないと決められない用件には期限があります。一方、近況報告や急がない質問なら、今日中に答えが必要とは限りません。
「早く返してほしい」と「○日の予約があるため、明日18時までに返事が必要」は別のものです。自分が不安だから急いでいるのか、用件として期限があるのかを分けてみましょう。
期限がないのに何度も画面を開いてしまうときは、その場で10秒だけ使います。
スマートフォンのメモや紙に「次にLINEを見る時刻」を一つ書き、いったん画面を閉じます。
たとえば現在が18時なら、「次は21時」と決めます。3時間待つことが正解なのではなく、自分で確認の区切りをつくるための目安です。長く空けるのが難しい日は、30分後でも構いません。
返信がない間に「嫌われた」と考え続けてしまうときは、次の記事で、起きた事実と想像を分ける方法を紹介しています。

相手の普段の返信ペースはどうですか?
その人が普段、仕事中はほとんど返信しないのか、予定に関する連絡だけは早いのか、数日分をまとめて返すことがあるのかを振り返ります。
比べるのは、相手がこれまでで一番早く返信したときではありません。似た内容の連絡へ、普段どれくらいで返しているかです。
普段から翌日以降に返信する相手なら、数時間返事がないことだけを大きな変化として扱う必要はないでしょう。反対に、当日の待ち合わせについて、いつもの時間を過ぎても連絡がないなら、予定を確認する一通や、普段から「急ぎは電話」と決めている関係では一度電話することも選択肢になります。
すぐに答えにくい文章ではありませんでしたか?
返信が必要だと分かっていても、すぐに答えを出しにくいメッセージがあります。
- 質問が一度にいくつも入っている
- 「来月いつ空いている?」など、予定を広く確認する必要がある
- 長い文章の最後に質問が一つだけ書かれている
- 「どう思う?」のように、何を答えるか範囲が広い
- 相手が事情を調べたり、ほかの人へ確認したりする必要がある
こうした場合は、同じ質問を繰り返すより、返しやすい形へ絞ります。「来月いつ空いている?」なら、「○日と△日の夜なら、どちらが都合よさそう? どちらも難しければ、また候補を考えるね」と選択肢を示せます。
反対に、自分が返信する側になると、言葉遣いや文章の長さを考えすぎて、送信できなくなることもあります。
今の一通に必要な返事を絞る方法と、場面別の例文はこちらの記事にまとめています。

追いLINEを送るなら、要件・期限・選択肢を一通にする
4つを確認して、やはり返事が必要だと分かったら、追いLINEそのものを悪いことだと考えなくて構いません。ただし、「怒ってる?」「どうして無視するの?」と相手の気持ちや意図を決めつけるのではなく、必要な情報を一通にまとめます。
厚生労働省「あかるい職場応援団」の相互尊重コミュニケーションでは、明確なメッセージを使い、意見と事実を分けて伝える方法が紹介されています。職場向けの資料ですが、自分の希望を伝えながら相手の都合にも配慮する考え方は、日常のLINEにも応用できます。
追いLINEへ入れるのは、次の3点です。
- 何について返事が必要か
- いつまでに必要かと、その理由
- 短く答えられる選択肢
予定を確認したいとき
「前に送った○日の食事の件、予約の都合で明日18時までに参加できるか教えてもらえると助かります。難しければ『今回は行けない』だけでも大丈夫です」
「早く返して」と急かす代わりに、期限がある理由と、必要な返事を示します。
急ぎではない質問が埋もれていそうなとき
「急ぎではないよ。前のメッセージの○○だけ、手が空いたときに教えてもらえたらうれしいです」
答えてほしい部分を一つへ絞ります。急がないなら、無理に期限をつける必要はありません。
返事がなければ、自分で予定を進めるとき
「○日の予約は今日20時までに人数を決めます。それまでに返事がなければ、今回は見送る形にするね。また別の日に予定を合わせよう」
これは相手を試すための期限ではなく、予定を止めたままにしないための連絡です。返事がない場合にどうするかを先に伝えておけば、何度も催促せずに自分の行動を決められます。

「返信がほしい、というより、予定を決めたかったんですね。今回は、いつまでに知りたいかだけ短く送ってみます」

「要件が明確な一通なら、催促と決めつける必要はありません。期限がない連絡なら、次に画面を見る時刻を決めて待つ方法も選べます」
こんなときは、追いLINEを重ねない
次のようなときは、もう一通送る前に立ち止まります。
- すでに質問と期限を明確に伝え、まだ期限を過ぎていない
- 元のメッセージが情報共有だけで、返事を必要としていない
- 「怒っていない」「嫌っていない」と言ってもらうことだけが目的になっている
- 短時間にメッセージやスタンプを何度も送っている
- 相手から「連絡しないで」と明確に言われている、またはブロックされている
相手の反応を確かめるために、別のSNSや別のアカウントから連絡したり、友人を通じて返事を求めたりするのは控えます。緊急または事務的に必要な事情がない限り、連絡を望まない意思は尊重してください。
今回の記事は、喧嘩をしていない日常のLINEを想定しています。恋人との喧嘩後に、謝るべきか、いつ話し直すかで迷っている場合は、次の記事で仲直りの連絡を分けて紹介しています。

返信の遅れで予定が何度も止まるなら、連絡のルールを話し合う
必要な連絡への返信が何度も遅れ、待ち合わせや予約に困る状態が続くなら、その都度追いLINEの言葉を考えるだけでは負担が残ります。落ち着いて話せるときに、返信の速さではなく、困っている場面を具体的に伝えてみましょう。
「急ぎではない連絡は、返せるときで大丈夫です。予定を決める連絡だけ、書いた期限までに返事をもらえると助かるんだけど、難しそうかな?」
ほかにも、「当日の急ぎは電話」「予定の連絡には返事が必要」「近況の共有だけなら返信なしでもよい」など、二人が続けやすい方法を決められます。
話し合っても必要な連絡に返事がなく、自分の予定が何度も止まる場合は、返事が来るまで待ち続けない仕組みも必要です。「○時までに返事がなければ今回は見送る」と決める、予約が必要な予定は別の人と進めるなど、自分で動かせる範囲を増やしてみてください。
最後に
LINEの返信が来ないと、待っている時間そのものが長く感じられます。それでも、返信の遅さだけで、相手の気持ちまで決めることはできません。
追いLINEを送る前に確認したいのは、次の4つです。
- 元のメッセージに返信が必要か
- いつまでに返信が必要か
- 相手の普段の返信ペースはどうか
- すぐに答えにくい文章ではなかったか
返事が必要なら、要件・期限・短く答えられる選択肢を一通にまとめる。必要でなければ、次にLINEを見る時刻を決めて画面を閉じる。どちらも、相手を急かしすぎず、自分の予定や時間を守るための方法です。
返信を待つ間に浮かんだ気持ちを言葉にしたいときは、記事下の「お便りポスト」へお寄せください。個別の相談対応や返信をお約束するものではありませんが、届いたお便りは大切に読み、今後の記事づくりの参考にさせていただきます。
参考資料
- 「高校生のLINEでのやりとりに対する認知に現代青年の友人関係特徴が及ぼす影響」/日本パーソナリティ心理学会/2017年(2026年8月11日確認)
- 「返信は早い方が良いのか?―携帯メールやLINEにおける『互酬性仮説』の検証」/日本グループ・ダイナミックス学会/2023年(2026年8月11日確認)
- 「【1】相互尊重|言い方ひとつで変わる会話術」/厚生労働省「あかるい職場応援団」(2026年8月11日確認)

