毎日の献立を考えるのに疲れていませんか?——夕食をゼロから決めない4つの仕組み

キッチンのテーブルに置かれた夕食の献立メモ お悩みへのお返事

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こんにちは、管理人の『そら』です。

今回は、「毎日の献立を考えることに疲れた」「夕方になると、今日の夕食を何にするか決められない」というお悩みについてお答えします。

仕事を終えてから、冷蔵庫に何が残っているか、家族は何を食べたいか、買い物へ行く必要があるかを考える。ようやく候補を出しても、「昨日と似ているかな」「また同じものと思われないかな」と迷い直してしまうことはありませんか。

料理を始める前に、「今日、何を作ろう」と考えるだけで疲れます。
家族に聞いても「何でもいい」と言われて、結局また私が決めています……。

そら
そら

献立を決めることも、夕食を用意するために必要な作業です。
毎日ゼロから料理名を探さず、迷ったときに戻れる候補とルールを用意しておく方法があります。

献立は、毎日ゼロから考えなくていい

先に結論をお伝えすると、毎日の献立を一から考える必要はありません。

献立を考える負担を減らすには、料理の種類を増やすより、「いつ決めるか」「何から選ぶか」「決まらないときはどうするか」を先に決めておく方法があります。

一週間分の献立をまとめて作る方法が合う人もいますが、予定や食欲が変わりやすく、かえって窮屈に感じる人もいるでしょう。その場合は、一週間すべてを決めるのではなく、迷ったときに使う候補を三つほど用意するところから始められます。

今すぐできる10秒のミニアクション

スマートフォンのメモに、次の一行を残しておきます。

「迷った日の第一候補:____」

空欄には、家族が食べやすく、自分も用意しやすい夕食を一つ入れます。すぐに浮かばないときは、家族と暮らしているなら、一人一案ずつ候補を出してもらう方法もあります。

献立を考えることも、家事の一部です

夕食の準備というと、買い物や調理、食器の片づけなど、目に見える作業へ意識が向きやすいものです。しかし、その前には、家にある食材を把握し、家族の予定や好みを考え、何を食べるか決める作業があります。

内閣府の「令和2年版 男女共同参画白書」で紹介された調査は、2019年12月にインターネットモニターを対象として行われました。同居する配偶者がいる場合は、配偶者にも同じ質問をしています。

夫婦の家事・家庭のマネジメントについて尋ねた結果、「食材や日用品の在庫の把握」と「食事の献立を考える」は、どちらも「妻」「どちらかというと妻」を合わせると8割を超えていました。

調査から年数がたっており、インターネットモニターを対象とした結果でもあるため、現在のすべての家庭へそのまま当てはめることはできません。それでも、献立を考えることが、調理とは別にある家事のマネジメントとして扱われた資料です。

「料理をする前から疲れている」と感じるときは、料理の腕やレパートリーだけの問題にせず、決める作業を一人で抱えていないかも確かめてみてください。

夕食をゼロから決めない4つの仕組み

献立を決める時刻と、確認することを絞る

朝から何度も「今日の夕食はどうしよう」と考えていると、決定するまで献立が気になり続けます。まずは、自分の生活に合う「献立を決める時刻」を一つ選びます。

たとえば、次のようなタイミングです。

  • 買い物へ行く日の昼休み
  • 仕事の終了時刻が分かったとき
  • 帰宅して冷蔵庫を開けたとき
  • 家族の帰宅予定が分かったとき

決める時刻になったら、すべての条件を比べるのではなく、次の三つだけ確認します。

  1. 何時ごろ食べる予定か
  2. 家に使いたい食材があるか
  3. 今夜は誰が準備を担当するか

食べたいものがすぐ浮かばなくても、この三つが分かれば、選べる範囲を狭められます。急いで決める必要がないのに献立が気になったときは、「今日は○時に決める」と書いたメモへ戻ります。

場面別の定番候補を三つだけ作る

次に、献立が浮かばない日に使う定番候補を用意します。

七日分の細かな予定表まで作らなくても、困りやすい場面ごとに一つずつ決めておけば使えます。

困りやすい場面候補の例
買い物へ行かない日冷凍うどんに卵や冷凍野菜を加える
帰宅が遅くなる日冷凍ご飯に惣菜やレトルトの主菜を合わせる
家族から希望が出ない日丼物や麺類など、家族が食べ慣れた一品にする

表は、候補の作り方を示す一例です。家族の人数、予算、使える調理器具、食べられないものなどに合わせて、内容を置き換えます。世間の「簡単」より、自分の家庭で実際に使いやすいことを基準にします。

一度決めた候補も、「最近は誰も食べたがらない」「材料を置いておきにくくなった」と感じたら、その一つだけ入れ替えます。

「帰宅が遅い日」や「献立が決まらない日」の定番候補として、宅配の冷凍惣菜を冷凍庫に用意しておく方法もあります。

「ワタミの宅食ダイレクト」は、管理栄養士が献立を設計した冷凍のおかずが宅配便で届き、食べるときは電子レンジで温めるサービスです。

毎日使うと決めなくても、「今日はこれにする」と選べるものが冷凍庫にあれば、献立探しを終える候補になります。
申し込む前に、セット内容や合計金額、配送条件、冷凍庫に必要な空きを確認してください。

家族には、希望だけでなく担当も確認する

家族へ「今日、何が食べたい?」と聞いて「何でもいい」と返されると、質問する前と同じように自分だけで考えることになります。

その日の候補を二つまで絞れるときは、次のように聞くと答えやすくなります。

「今日はAとBなら、どちらがいい? 17時までに返事がなければAにするね」

「今夜は家にあるもので決めたいんだけど、食べたいものがあれば帰宅前までに一つ教えてね」

返事の期限は、家族を急かすためではなく、夕食が決まらないまま待ち続けないための区切りです。急ぎでない日は、期限をつけずに聞く日があってもよいでしょう。

ただし、毎回二つの候補を作り、返事を集める役も一人が担っているなら、決める負担は残ります。負担が繰り返される場合は、「希望を聞く」だけでなく、献立決めや食材の確認を含めて担当を相談します。

「木曜日の夕食は、家にあるものの確認から、何を食べるか決めるところまでお願いしたい」

「今週は私が月曜と火曜を決めるから、水曜と木曜はお願いできる?」

料理を作る人と、献立を決める人は別々でもかまいません。家事をどこまで任せるか話し合うときは、家事や育児を「私ばかり」と感じているときに、担当範囲まで具体的に伝える方法も参考になります。

決まらない日の「終了ルール」を作る

定番候補があっても、食材が足りない、家族の帰宅時刻が分からないなど、その日の事情で決められないことがあります。

そのような日に備えて、「○時までに決まらなければ定番候補にする」「10分探して見つからなければ、料理名を探すのを終える」など、献立探しを終える基準を作ります。

たとえば、次のように決められます。

「17時30分までに希望が出なければ、『家族から希望が出ない日』の候補にする」

「レシピを三つ見ても決まらなければ、新しい料理は探さない」

「使いたい食材がなければ、今日の余力に合わせて用意する方法から選ぶ」

疲れていて料理そのものが負担な日は、献立を決める仕組みだけで乗り切ろうとせず、今夜できる方法へ切り替えてもいいでしょう。「作る・温める・開ける・頼む」から選ぶ方法は、疲れてご飯を作りたくない日の、夕食の負担を減らす4つの選び方で紹介しています。

定番候補や二択を作ることまで私の担当だと、結局また考えることが増えそうです。

そら
そら

候補を作る役まで、一人で引き受けなくていいんです。
最初は家族それぞれが「自分が担当する日に選ぶ一品」を出し合うだけでも、決める作業を分けられます。

「夕食一回で全部整えなければ」と考えすぎない

献立が決まらない背景には、「栄養のバランスを整えたい」「同じ食材が続かないようにしたい」という気持ちが重なっている場合もあります。

農林水産省の「食事バランスガイド」は、1日に何を、どれだけ食べるかを考えるために、望ましい食事の組み合わせとおおよその量を示したものです。夕食だけを見て迷い続けるときは、朝食や昼食を含めた一日の食事を振り返る際の参考にできます。

ただし、このガイドは健康な人の健康づくりを目的としたものです。医師や管理栄養士から食事について個別の指導を受けている場合は、その指導を優先してください。

定番候補は、あとから入れ替えられます。まず三つ作り、気になる場合に食事バランスガイドを見ながら調整するほうが、毎晩その場で考え直すより整理しやすくなります。

献立メモにまとめると、こうなります

夕食を決める仕組みを一つのメモにすると、次のようになります。

わが家の献立メモ

  • 決める時刻:仕事の終了時刻が分かる17時ごろ
  • 確認すること:食べる時刻・家にある食材・今日の担当
  • 買い物へ行かない日の候補:____
  • 帰宅が遅い日の候補:____
  • 家族から希望が出ない日の候補:____
  • 家族へ聞く期限:17時30分
  • 決まらない日のルール:期限を過ぎたら定番候補から選ぶ

すべての欄を一度に埋めなくても使えます。最初は「決める時刻」と「家族から希望が出ない日の候補」の二つだけ記入します。

「何でもいい」と言われた日の候補が決まっていれば、毎回探さずに済みそうです。
まずは、わが家の定番を一つ家族と決めます。

そら
そら

使う場面が決まった候補なら、必要なときに思い出しやすくなります。
実際に使いにくかったら、その候補だけ取り替えてくださいね。

最後に

毎日の献立を考えることに疲れたときは、レパートリーを増やすより先に、決める作業そのものを減らす方法があります。

献立を決める時刻を一つにする。困りやすい場面ごとの定番候補を三つ作る。家族には希望だけでなく、決める担当も相談する。そして、決まらない日の終了ルールを用意する。

今日から始めるなら、スマートフォンのメモに「迷った日の第一候補」を一つ書いておくのが、最初の準備です。

毎晩違う献立を考えるより、迷った日に戻れる場所を用意する。それが、夕食を毎日ゼロから決めないための最初の仕組みです。

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参考資料


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