こんにちは、管理人の『そら』です。
今回は、40~50代の管理職の方から多くご相談をいただく、親の介護と仕事の両立についてお答えします。
責任あるポジションにいるあなただからこそ、心の内で抱えている重さがあるのではないでしょうか。
仕事で大切なプロジェクトが進行中の一方で、親の介護が思うようにいかない。
会議の最中に親からの電話が鳴り、心が揺らぐ。
でも職場には「家の都合です」とだけ伝えて、本当の大変さは誰にも言えていない──こんな状況、あるのではないでしょうか。

部下の面倒は見られるのに、なぜか親の介護はうまくいかない。そんな自分が本当に情けなくて…。管理職だからこそ、弱みを見せられない。
一人で何とかしなきゃって思うけど、もう限界かもしれません。

その気持ち、すごく分かります。🍀
部下の相談には乗れても、自分の親のことになると視点が変わっちゃう。管理職だから「できて当たり前」って無意識に思い込んじゃうんですよね。
実は、そういう状況にある人たちって、思った以上にたくさんいるんです。
あなただけではありません。274万人のビジネスケアラーがいます 📊
総務省の調査(2022年)によると、仕事をしながら家族の介護をする「ビジネスケアラー」は全国で約274万人。45~49歳に限ると、およそ6人に1人(17.9%)がこの状況にあります。
さらにリクシスが管理職1万721名に行った調査では、「介護の心理的・身体的負担がつらい」と答えた女性管理職は66.4%、男性は48.1%。女性管理職のビジネスケアラー発生確率は、男性の約2倍というデータもあります 💦
「介護は自分の責任」という無意識のプレッシャーに、「職場に迷惑をかけられない」という重圧が重なってしまうからなんですよね。
でも男性管理職だって同じです。周りが平然として見えるのは、みんな同じように抱え込んで、必死に気付かれないようにしてるだけ。
かつての私も、親の夜間対応で疲弊しながら朝は同じようにメールチェックして、会議で部下を励ましてました。
誰にも相談できず、心がどんどん削られていくような感覚…その時間、本当に長かったんですよ。
これからの時代が変わろうとしています 🌱
経済産業省の推計では、2030年までにビジネスケアラーは約318万人に増加、経済損失は約9.1兆円にのぼる見込みです。もはや個人の悩みではなく、社会全体の課題なんです。
そのため2025年4月からは改正育児・介護休業法が施行され、企業には両立支援制度の情報提供が義務化されます。
「介護しながら働く人」を社会が支える仕組みが、本格的に動き始めているんです。

社会的にも認識が変わってきてるんですね。それでも、今この瞬間の疲弊は変わらないのですが…。

そうですよね。制度が整ってくるのを待つより、今できることがあるんです 💡
その方が、心の負担はぐっと軽くなりますよ
あなたが今、できること 🍀
1. 「完璧にこなす」という重荷を、そっと置き下ろす
親の介護も仕事も100%やり遂げるのは物理的に不可能です。
能力の問題ではなく、時間と心身のリソースが有限だから。
70点で良い領域を、今から優しく決めていきましょう。
2. 職場や制度に頼る
上司や人事への相談、介護休業やテレワークの活用は、弱さではなく賢い選択です。
反応が冷たかったなら、それはその企業の課題であって、あなたの課題ではありません。
3. まずは、職場じゃない場所に頼ってみる
地域包括支援センターやケアマネジャーへの相談、介護保険サービス、民間の家事代行やレスパイトケアなど、職場を通さずに使える支援はたくさんあります。
「誰かに頼る」練習は、まず職場の外から始めても大丈夫なんです。
最後に
あなたが今、親の介護をしながら管理職として職場を支えているとしたら、それは本当に大変なことです。
その頑張りは、周りの目には映らなくても、絶対に価値のあるものです。
「周りに迷惑をかけてもいい」とは言いません。
ですが、「完璧でなくてもいい」ということは、確実にお伝えできます。
あなたは、もう十分に頑張っています 🌿
ここからは、もう少し自分に優しくなってもいい時期なのです。
もし、この記事があなたの心に何かを届けたとしたら嬉しいです。
あなた自身の悩みや、周りの方が困ってることがあれば、いつでも「お便りポスト」からお送りください。
あなたのお悩みを、一緒に考えさせていただきたいです。
参考資料
- 総務省『令和4年社会生活基本調査』(2022年)
- 経済産業省『仕事と介護の両立支援に向けた ガイドライン』(2024年3月)
- リクシス『管理職ビジネスケアラーの実態調査』(2024年)

