不調はあるのに、誰にも言えない。そんな自分を、責めていませんか?

寂しげな印象の街灯 お悩みへのお返事

こんにちは、管理人の『そら』です。

今回は、30代〜40代の方に多い、”体調不良はあるのに、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまう”というお悩みにお答えします。

最近、なんだか体がだるい。でも、忙しい時期だし、みんなに迷惑をかけたくない。
「これくらいで相談するの、大げさかな」「言っても『気にしすぎ』と思われるかも」——そう思って、結局その日もなにも言わずに終わってしまう……
そんな夜、ありませんか?

責任ある立場にいる方や、周りに気を配る立場にいる方ほど、この感覚は強くなりやすいのかもしれません。

あなただけではありません。同じように不調を抱え込んでいる人がたくさんいます📊

内閣府男女共同参画局の調査研究では、悩みや困りごとを解決できずにひとりで抱え込んだ経験について尋ねたところ、6割の人が「ある」と回答しています。
抱え込んだ内容としては、仕事・恋愛と並んで「健康」が上位に挙げられています。

厚生労働省の「令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事や職業生活の不安・悩み・ストレスについて「相談できる人がいる」と答えた労働者は91.4%にのぼります。
ところが、実際に相談したことがある人は、そのうちの7割程度にとどまるとも言われています。
つまり、相談できる相手がいても、実際には話せていない人が一定数いるということです。

パーソル総合研究所が2024年に行った調査では、メンタルヘルスの不調を経験した人のうち、「精神疾患を人に言いたくない」と回答した人が約4割、「職場への相談に抵抗があった」と回答した人が約6割にのぼりました。

女性に特有の不調についても、同じ傾向が見られます。
クラシエ株式会社の調査では、働く女性の約4割が、月に1回以上の頻度で体調不良を抱えながら仕事をしている(プレゼンティーズム)と回答しています💧

相談できる人がいるって言われても、実際に話す勇気が出ないんです。
大げさに思われたくなくて…

そら
そら

そのお気持ち、とてもよくわかります。データを見ても、相談できる相手がいる人の中でも、実際に話せているのは7割程度。
つまり、残りの3割の人は、話せる相手がいても実際には話せていないってことなんです。
ためらう気持ちは、決して珍しいものじゃないんですよ。

「誰にも言えない」は、実はもう古い考え方かもしれません☘️

かつては「不調は自分で抱えるもの」「休むのは甘え」という空気が、少なからずありました。
ですが、時代は変わってきています。

企業の健康関連コストのうち、欠勤や休職による損失(アブセンティーズム)よりも、出勤していても本来のパフォーマンスが発揮できない状態(プレゼンティーズム)による損失の方が大きいことが、健康経営の分野では広く知られるようになってきました。
見えない不調ほど、実は影響が大きいということです。

こうした流れを受けて、相談窓口の設置や、従業員への教育・研修を行う事業所は年々増加しており、「言いにくい不調」を抱える人を支える仕組みが、少しずつ整い始めています。

「不調があるのに、うまく言えない」という感覚は、実は特別なものではなく、むしろ多くの人が共有している感覚なのかもしれません。
つまり、あなたの戸惑いは「自分だけがおかしい」わけではなく、同じ立場の多くの人が同じように感じている、ごく自然な反応なんです。

社会的にも変わってきているんですね。
それでも、今この瞬間しんどいのは変わらないんですが…

そら
そら

そうですよね。制度が整ってくるのを待つだけじゃ、今のつらさは変わりませんもんね。
ここからは、今日からできる小さな一歩を一緒に考えていきましょう。

あなたが今、できること🍀

全部を話さなくていい

「実は少し調子が悪くて」——それだけで十分です。
詳しい説明は、後からでも構いませんし、しなくても大丈夫です。
ハードルを下げることが、続けるための一番の近道です。

相談相手は、身近な人でなくてもいい

友人や家族に伝えづらいときは、医師やカウンセラー、職場の相談窓口など、専門的な立場の人に話してみるのも一つの方法です。むしろ、そのほうが話しやすいと感じる方も少なくありません。
「誰かに頼る」練習は、身近な人以外から始めても大丈夫なんです。

まずは書き出してみる

誰かに話す前に、自分の言葉でメモしてみる。
それだけで、思っていた以上に気持ちが整理されることがあります📝

書き出すだけでも意味があるんでしょうか…人に話すのとは違う気がして。

そら
そら

十分に意味がありますよ。
自分の状態を言葉にする作業自体が、気持ちを整理する第一歩になるんです。
人に話すのはその後でも構いません。
まずは自分のために書いてみてくださいね😊

「誰かに話す」ハードルを下げる工夫をする

対面や電話が苦手なら、匿名で相談できるチャットサービスやアプリを使ってみるのも一つの手です。
「ちゃんと話さなきゃ」と気負わず、まずは覗いてみるだけでも十分です。

最後に

不調を感じているのに、黙ってしまっている方へ。

ここまで見てきたように、同じように一人で抱えている人は、思っている以上にたくさんいます。
それは弱さではなく、これまで真剣に向き合ってきた証なのかもしれません🌿

「今すぐ誰かに話せるようになります」とは言えません。
ですが、「不調を抱えたまま、無理に一人で乗り切らなくてもいい」ということは、確かにお伝えできます。

黙っていることを選んだあなたも、少しずつ言葉にしようとしているあなたも、どちらも十分がんばっています🌱

もし、この記事が「話してみようかな」の小さなきっかけになったら嬉しいです。
あなた自身の不調や、周りの方の様子で気になることがあれば、いつでも「お便りポスト」からお送りください。
あなたのペースに合わせて、一緒に考えさせていただきたいです。


この記事は一般的な情報を目的としたもので、医療的な診断やアドバイスの代わりにはなりません。
症状が続く、または気になる場合は、医療機関への相談をおすすめします。


参考資料

  • 厚生労働省『令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)』
  • パーソル総合研究所『若手従業員のメンタルヘルス不調についての定量調査』(2024年)
  • 内閣府男女共同参画局『地域における相談機能の検証・強化に関する調査研究』
  • クラシエ株式会社『働く女性のプレゼンティーズムに関する意識調査』

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